よんでん文化振興財団

“よんでん文化振興財団とは、四国の芸術文化の振興をサポートするべく、株式会社四国電力が設立しました。設立されたのは平成3年10月で、それ以来四国で活躍する美術・音楽分野の芸術家や芸術家を目指している学生などの支援を行ったり、小学校などに芸術家を派遣して公演や教育を行うといった事業を行っています。

財団の事業に関しては四国電力が運営していますが、その理念に共感して、なおかつ四国電力のポイントサービスであるよんでんポイントを持っている人はポイントを寄附という形で支援が出来ます。

よんでん文化振興財団の事業についてもう少し詳しく見ていくと、これからの芸術を担う若者を支援するアートスカラシップはとても重要な取り組みです。アートスカラーシップは、一般の大学生が受けられるスカラーシップ(奨学金)と同様に、金銭的な援助を受けられます。金額は月額5万円で、期間は最高で2年間です。このスカラーシップは、返済をする必要がありませんから大学を卒業後に、プロの芸術家として稼げないのに借金を抱えることはないので安心して応募できます。

応募資格には、四国出身で財団の選考員会に選択された芸術系大学に在籍していることとなっていますが、さらに次に挙げる条件を満たしていると学校から推薦を受けなければいけません。その条件を簡単にまとめると、ひとつめは芸術に対する理解と関心があって、将来は芸術家を目指していることです。ふたつめは援助開始年度に4年生以上の美術や音楽の専攻学科に在籍している必要があります。そしてみっつめは学力や人間性などに優れていて、志を貫く強い意志があり健康であること、よっつめが経済的に奨学金を受けなければいけない経済状況であることです。

基本的に、芸術家になろうと本気で大学での勉強を頑張っているのであれば、持っているべき条件と言えます。そんなアートスカラシップを受けたいときには、履歴書やレポート、指導教官に記入してもらった推薦書、家計状況申告書、在学証明書と成績証明書をまとめて大学の窓口に申請をします。大学から推薦できる学生の枠は決まっていますから、推薦者を絞り込み、財団に伝えます。大学からの推薦が行われたら、財団の理事会で推薦援助者を決定します。その後に財団担当者との面談を経て、高松市で行われる決定通知書交付式が行われるというのがおおよその流れです。万が一にも決定通知書交付式に出席できないとなれば、アートスカラーシップを受けられないこともあります。”