京都アートフェスタ

京都アートフェスタの中でもアーティスト中心の国際的なイベントとして名高い「ARTISTS’FAIR KYOTO」は、2018年に初めて開催され、多くの人が作品に触れられるよう、重要文化財のホールや企業ビルなどを舞台としているのが特徴です。2022年には3月5、6日の土日を使って、京都府京都文化博物館の別館を使用して開催されることが決定しました。国内外の第一線で活躍するアーティストや、彼らの推薦や公募で選出された新進気鋭のアーティストたちの作品を展示するフェスとなっています。絵画だけではなく、映像作品や立体作品なども展示されているため、現代アートの多様性を垣間見ることができるでしょう。他のフェスとは大きく違う点としては、来場者とアーティストたちとのコミュニケーションをとることができることです。国内外から2日間のイベントの間に多くの人が訪れ、現代アートの最前線をチェックすることができます。

京都アートフェスタ

本会場だけではなくサテライト会場でも展示は行われ、今まで携わってきたアーティストたちとの企画展示を確認することができるため、非常に充実した内容となっているのも特徴の一つです。また、展示だけではなく販売を行うことにもなっており、多数の人が自分の欲しい作品を手に入れることができるチャンスも、このフェスタならではの特徴といえます。

作品は作家だけが完成させるのではなく、見に来る人も作品に携わっている要素と考えているのは、現代アートならではの独特の着眼点の一つです。また、将来的には仮想空間での展示なども視野に入れているのも、ポイントといえます。

それ以外にも、入場料無料で開催している京都アートフェスタArtDiveも人気の高い芸術祭として知られているイベントです。残念ながら2021年には中止となってしまいましたが、京都市勧業館みやこめっせで開催することになっていました。新進気鋭のクリエイターたちの絵画やイラスト、コミック・写真などを展示・販売しているも特徴の一つです。どちらのイベントも単なる展覧会で開催しているのではなく、販売もしているのが共通しています。芸術品を手元に置いておきたいと考えている人にとっては、魅力的なイベントといえるでしょう。

芸術品を単なる装飾品ではなく、生きて触れることのできるものとして価値を与えていることや、芸術作品と見に来た人とのかかわりに対する独自の発想など、芸術家ならではといえます。