日本には芸術振興を目的とした基金や財団が数多く存在しています。その名の通り文化芸術に対して支援を行う団体です。政府や民間から資金を集め、芸術の普及や振興に用います。国内での展示や舞台などの開催を行い、その利益を文化団体などに渡すのが主な活動です。

近年では海外へ日本の文化を広める活動も積極的に行われています。一つは外国との文化交流です。文化交流は海外での展示会の開催や国際展への参加によって日本の文化や芸術を広める活動です。もう一つは海外での日本語教育です。

海外の高等教育機関での日本語教育に対する支援や日本語を学びたい学生に対する支援を行っています。言語は文化と強いつながりがあるため、日本語の教育を広めることは日本の文化を振興させる意味合いもあると言えるでしょう。

このような芸術振興基金や財団の活動によって、日本の伝統芸能や伝統工芸品が支えられています。後継者が減りつつある文化でも海外に広めることで継承が保たれています。