プロの画家になるために必要なスキル

子供の頃から絵を描くのが好きで、将来絵を描く仕事に就きたいと思っている人は多い事でしょう。しかしながらプロのアーティストになるための方法は義務教育で教えられておらず、芸術系の大学に進まない限りどの様な道があるかも判然としません。単に絵を描くというだけなら漫画家やイラストレーターなど、目立つ職業で分かりやすい方法もあるのですが、キャンバスに絵を描く昔ながらの画家になるにはどの様なスキルが必要でしょうか。

まず現代において、ネット上での活動は外す事が出来ません。自分のサイトを持ち、作品一覧のポートフォリオを作っておく事は必須と言えます。もちろんそれに伴う技術も必要なスキルです。一昔前に比べれば全て自分で構築する必要はなくなり、かなり簡単に作れる時代になりました。自分のサイトとSNSは最低限持つべきで、例えば路上で絵を売っていたとしても、他の作品を見たいと言われてサイトを案内出来るのと出来ないのとでは大きな違いがあるでしょう。もちろん名刺も用意するべきです。こういった導線はネットのない時代を考えると非常に便利になったと思えるもので、自分が画家だと考えるならTwitterだけでなくInstagramもやっている必要があると言えます。

そして当然、絵を売るプロをやっていくなら通販の構築も必要です。ネットで絵を見て買いたいと思ってくれた人に、その場で購入してもらえるネットショップは、今では誰でも手軽に開店出来る仕組みとしてたくさんのサービスが使われています。ショップによっては維持費も無料なところもあり、用途に合ったショップを選ぶと良いでしょう。例え個展を開けた場合でも、いつまでもそのスペースを借りられるものではありません。しかしネットショップであれば常に開店状態でいられる為、リアルからの導線にもSNSからの導線にも最適なものと言えます。

そしてもう一つ、必要なのは積極的なアピールです。これはSNSを使うだけでなく、リアルイベントに積極的に参加する事を意味します。大金を掛けて個展を開くのではなく、そういったデザインをテーマとしたイベントは全国各地で行われています。そこには見た事のない絵やアーティスト作品を見るために大勢の人が集まる為、画家として自分の作品を発表するに最適な場所となっています。数か月に一回、ちょっとしたブースを借りるだけなら、それに向けて予算も立てられますし、横の繋がりも作りやすいそういったイベントは、アーティスト活動をするに当たって知っておくべきものだと言えるでしょう。