ジャン＝ミシェル・バスキアや、パブロ・ピカソの作品を個人所有している事でも知られている実業家前澤友作氏。そんな芸術に造詣が深い前澤氏が、現代美術をサポートする目的で設立した新しい財団がこの現代芸術振興財団です。
活動要旨
この財団は次世代の現代アートを支える若手芸術家の支援、育成が主要な目的です。そのための展覧会の開催や、若手芸術家への助成金交付等が主な活動内容となっています。
現代 芸術 振興 財団の主な取り組み
「現代 芸術 振興 財団」は東京都港区を本拠地とする公益財団法人です。名前を聞いたことはあるけれど、どのような団体か知らない、具体的な活動内容は聞いたことがない人もいるかもしれません。名前からも分かるように、この団体の活動の目的は現代芸術の振興です。もっと具体的なことを言うと、現代芸術についての知識と教養の向上を目指し、様々な普及活動や支援活動を行っています。現代アート芸術展の開催などイベントを積極的に行っていますし、若手芸術家や若手音楽家を支援することで技術向上も目指していることが特徴です。現代芸術の振興に寄与することを第一に考えられた団体であり、助成金交付にも力が入れられています。
資金不足から活動を諦めるアーティストもいますが、素晴らしいアーティストの損失を防ぐために積極的に資金面での活動も行っていると知っておきましょう。実は、現代 芸術 振興 財団はZOZO創業者としてお馴染みの前澤友作氏によって設立されたものです。前澤氏は幅広い分野に進出していますが、芸術分野も例外ではなかったと言えます。2012年に設立され、2020年にはオークションハウスの「フィリップス」共に新オフィスを構えたことも知っておくと良いでしょう。現在に至るまでたくさんの活動が行われており、これからも精力的に活動が進められていくことが予想できます。これまで開催されたイベントや受賞者、作品などについては公式ホームページからチェックすることが可能です。公式ホームページでは今後のイベント予定も掲載されています。現代 芸術 振興 財団の活動に興味を持った人、イベントに参加してみたいと感じた人は、積極的に情報を集めてこの団体の活動に触れてみることがおすすめです。
現代 芸術 振興 財団｜CAF賞
CAF賞とは要約すると学生を対象にしたアートコンペになります。ここで対象となる学生は日本全国の専門学生をはじめ高校や大学そして大学院が該当します。もちろん日本国籍を有していれば、今現在において海外の教育機関に在籍している学生であっても応募は可能です。このCAF賞はContemporaryArt Foundationの略で、主な目的として掲げているのは若手アーティストの育成にあります。2014年からアー トアワードとして実施し、CAF賞は国内最大級のアートアワードとして知られ、学生への創作活動の支援そして日本の現代芸術の振興の場のきっかけとして今日まであります。最優秀賞に設けているのは1名で、賞金は100万円とさらに副賞に個展開催の機会の場が提供されることになります。
また優秀賞も1名設け賞金は50万円、審査員賞は4名設けており各30万円が授与されることになっています。応募に関しても個人はもちろんのこと、ユニットやコレクティブなど団体や複数名での応募も可能になっていますが、この場合に全員が参加資格を満たしていることが条件にあげられます。応募作品は基本1人1点までで、出品する作品のサイズや形式は問いませんが、注意すべきは応募作品がしっかり東京まで輸送可能であることです。しかしながら審査や展覧会に際しては、展示方法については相談可能です。また受賞時に指名やプロフィールそして肖像画像の発表が可能であることにも応募の条件に入っています。現代芸術振興財団が活動を行っているので、CAF賞への応募については詳しくは現代 芸術 振興 財団と検索欄に入れて調べることで、よりCAF賞について詳細を知ることができます。
現代 芸術 振興 財団｜CAFAA賞（CAF・アーティスト・アワード）
現代 芸術 振興 財団は前澤友作氏が設立し、会長を務めている公益財団法人です。この団体はアーティストのための支援活動を行っていますが、その一環としてCAFAA賞の選考も行っています。CAFAA賞とは2015年より実施されているものであり、現代芸術にかかわる芸術家を対象としたアワードです。アートアワードは他にも存在していますが、こちらの特徴は現代芸術に関係するアーティストを対象としているところ、国際的に活躍するきっかけが提供されるところが特徴的だと言えます。書類選考で選出されたファイナリスト3名に対して個展制作費としての50万円が支給されるだけでなく、最優秀賞受賞者には賞金300万円が贈呈されるので注目すべきアワードだと言えるでしょう。
その上、ターナー賞受賞者を数多く輩出している英・デルフィナ財団と提携し、ロンドンで3ヶ月間にわたる滞在制作の機会まで与えています。特に最優秀賞受賞者には国際的な活躍に繋がる可能性が高い大きなチャンスが与えられるため、かなり魅力的な賞だと分かるはずです。実際にファイナリストに選ばれた人や最優秀賞を受賞した人の中には、それまでよりも活躍できる場が広がった者、海外で活躍するようになった者もいることを知っておくと良いでしょう。現代 芸術 振興 財団では今後もCAFAA賞を続けていくとされているので、現代アートの分野で活躍したいと思っている人は要チェックだと言えます。公式サイトを閲覧すれば賞の概要やこれまでの受賞者、作品などを確認することも可能です。大きなチャンスに繋がる可能性がある賞なので、詳しい情報を確認してみた上で自分も応募するかどうか考えてみることがおすすめだと言えます。